院長あいさつ・経歴

院長 水入 寛純
はじめまして。水入クリニック院長の水入 寛純です。
これまで腫瘍外科医としての経験を生かし、勤務医時代は手術、化学療法、緩和ケアに至るまで患者さんと向き合った医療を提供してきました。
開業することによって入院が必要な治療は他の医療機関にお願いすることとなりましたが、これからもがんと向き合っていく姿勢に変わりはありません。
これまでのがん治療は数多くの基礎及び臨床データに基づいた標準治療であることには間違いありませんし、実際まずは標準治療をお勧めしています。
また一方で、他の医療機関では施行が難しいことでも、当院では可能なことがあります。
今後も当院で可能ながん治療は継続しつつも、さらなる治療法を模索しておりましたところ、今回ご縁がありまして医療連携という形で現在は研究レベルとされる免疫療法を提供することが可能となりました。

当院で提供可能な免疫療法は、患者さん自身が持つ免疫担当細胞を活用して治療効果を発揮するものですが、治療に伴う身体の負担が少ないことが特徴です。
基本的には手術、化学療法といったいわゆる標準治療と併用することをお勧めしていますが、現行の医療制度では同一医療機関において標準医療(保険診療)と免疫療法(保険外診療)をあわせて提供することは、混合診療に当たり施行が難しいところです。
したがって両者を組み合わせた治療を希望される場合には、標準医療を行ってくださっている主治医の先生と連携することが非常に大事です。
当院では治療を安全かつ円滑に行うためこれらの医療連携を大切に考え、積極的に取り組んでおりますので、まずは主治医の先生とご相談していただき、了承をいただくことが前提となっております。
ですが主治医の先生に質問しにくいことなどありましたら遠慮なくご相談ください。

略歴

・平成9年 広島大学医学部卒業

・広島大学原医研腫瘍外科入局

腫瘍外科医としてのスタートを切る。
以後済生会広島病院、東大宮総合病院(埼玉)、北見中央病院(北海道)、広島市立安佐市民病院に勤務し、手術、化学療法、緩和ケアに至るまでトータルで癌と向き合う。
広島大学原医研腫瘍外科帰局後はこれまでの業務に加え、癌性腹水貯留例に対しLAK療法(活性化自己リンパ球療法)にも携わりつつ研修医の教育、指導も行う。

・平成19年広島大学大学院卒業(医学博士取得)

テーマは食道癌のDNAメチル化の研究。
同年メディカルパーク野村病院勤務となりプライマリケア、在宅医療に対しても研鑚を積む。

・平成23年4月1日 水入クリニック開院